ネズミ

 この12年毎年「干支の動物」を作り続けてきた。今年のイノシシで一応の幕引き。
と思っていたのだが、個人客で途中から集め始めた方が何人かおられ、たっての
要望で12年ぶりに再び「ネズミ」を作っている。

上の写真を御覧になればお判りのように、最初はまず轆轤挽きでとんがり帽子の
ようなものを作っている。
その乾燥過程に於いて徐々に目鼻耳が形作られていく。

 最後が「尻尾」である。尻尾部は轆轤挽きで成立した形の根っこの部位なので、
土がまだ柔らかい。その時を逃さず、尻尾を引っ張り出しているのだ。
轆轤を挽く=器を作る、だけじゃないんです。色々と工夫してるでしょ?
 本体が程良く乾いたら今度はエンゴーベ(化粧土)を施します。
白ネズミにみえますか?
顔の表情も大切ですね、「前足」の位置で変わるのですよ。如何かな?
注文されたお宅へ入り込むのは、来月早々を予定しております。
よろしくお願いしますね!

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