こんばんわ。今宵の陶器市出品作品は 長くて四角い皿。
コーヒー豆と五線譜がデザインされている。珈琲屋さんの注文だったか?はたまた
いつかの展示会出品作であったか?今となってはまったく覚えていない。
”これもロクロ作品なんですよ“と言うと、みなさん驚かれる。そう、視点を変えれば
丸いものも四角くなるのだ。
無駄を省き、形を整え、使いやすくシンプルに。某建築家の言葉だったか、食器作り
にも相通じるものがある。なんでもかんでも、「カワイイ」で表現し終えてしまう現代。
癒される・ホッコリする・心がおれるetcetc.....あぁそれをいっちゃぁおしまいよ!
どうも脱線気味になってきた、元へもどす。
一介のやきものやだが、表現者のはしくれだと思っている。形をうみだす。頭の中に
あるものがそのままそっくり焼き上がって窯から出る、などという事は無い。
大なり小なりそこには「ズレ」が生じる。そのズレが大きいと出来上がった物には
締まりがない。できればそのズレは小さくありたいものだ。
気づいて修正してもういちど試みること。この繰り返しだろうか?結構時間を要する
わが仕事だ。
こんなつらい今の世の中だけど、初心忘れず、一服の至福をもとめて明日への希望を
持ち続けて。 おやすみなさい。
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