道行く人たち


この夏頃から早朝walkingを女房と二人実行している。

このコロナ禍で体を動かさなくなった、というわけでは無い。

単に以前からあまりというかほとんど運動をしていなかったから、だ。

始めて2,3週間はホントつらかった。

約一時間は歩く。結構な速足で。これが初期できなかった。

まるで速度が上がらない。

この域を超えた頃からか、ホンキ度が徐々に上がり始めた。

靴を買い替え、ウエアもそれなりにという段階に入る。その上有難い事に

近頃はスマホのアプリが充実しているので、早速そのひとつも取り入れている。

東海道を歩き始めて今日は江尻の宿にいる。

 とまぁ以上のような時間が生まれたのは、やはり多少なりともコロナのせいで

あろう。

 当初自分たちの歩行だけが気になってはいたのだが、少し落ち着くと周囲の

見慣れている景色のはずだった風景に新たな点を見出すこともしばしばある。

何といっても朝日が静々と昇る様は感動ものだ。いかに人間がちっぽけなモノか

改めて教えてもらう。

 道々で毎朝すれ違う人々との交流、といえるような時間ではないが、袖触れ合うも

他生のなんとかで.....挨拶だけの方もおられれば、立ち止まりお互い会話を始める方も

おられる。年齢性別さまざまである。

何気ない道で出会う人々にも十人十色の人生模様がある。この界隈の方なのか、お仕事は何

なのか、おかしなものですれ違っている事を日々繰り返していると、そんな感情も

生まれてくる。コロナ後の社会の在り方云々を話題にして、マスコミは取り上げる事が

あるが、私ども夫婦の様なこんな朝の人との出会いも又、今後はどうなるのだろうかと

考えてしまう事もある。

どこにでもある一点の風景もまた生きる上では必要かなと思う。

                                                         ※

明日からいよいよ 益子秋のWEB陶器市 皆様どうぞお出かけ下さいませ。


       ! 写真はイメージです。


 

コメント