I make.....(2)

 注文のあった「ケーキ皿」数十枚(例によって線模様は全て異なる)。

トンボ寸法(作る際の寸法)直径約25㎝。この位の寸法は一個挽き(品物一個を作るに際

して、粘土の量をあらかじめ決めてしまう。粘土玉一個何gとか何kgのように)で作り

始める。

 写真上は、成形して削りを済ませて、硬さが程良くなったのでエンゴーベ(化粧土)を

施したところ。まだ指先で表面を触ればベトベトだ。


上の写真はそれから一日おいた同作品。もう表面のべたつきは消えたので、道具を

使い表面をガリガリと掻き落した状態だ。この折、最初の表面の釘彫り が浅すぎると

線が消えてしまう。深過ぎても”切れ”の原因になるので要注意である。どうにか

みなうまく線模様が浮き出てきた。”掻き落し”作業の面白さである。

あとは急乾燥させぬよう、ゆっくりと時間を過ごさせる。
海炎窯監視役の楽も、満足した目付きでウトウトと午睡に入ってゆくようだ。
偉そうに.....。

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