寒さと雨と忍耐と

通算103回めの陶器市が終わった。

全10日間毎日カレンダーは赤い日。

「初めてづくし」の市だった。

寒くてたまらぬ初日に始まり、一日中雨降りやまず初めての早退の日、
そして毎日ダラダラダラダラと時間だけが過ぎ去るメリハリの無い祭りの日々等
「疲れた」が同業者の合言葉になった市でもあった。


このような陶器市はかつて無かった。

歴史を振り替える時、どうしても栄光の日々に思いは集中する。
時代は変わり年号も改まり、これから未来の市はこのような雰囲気に
成っていくのだろうと推測する。和気あいあいと楽しみながらその日を終える。
せっぱつまった状況は裏の又裏の出来事として、表面上は楽しき益子の全国陶器市。
この型をもっと確固たるものにしてゆく。  まったく涙ぐましい.....。
変わるという事はある種の 犠牲 も伴うことだ。それも又然り。
次回今年秋の市、さてどのように攻めるか、最終日そのことばかりを考えていた。


この十日間、私のテント店を訪れたお客様どうも有難うございました。また
再会できることを願っています。

御客人たちとの何気ない会話。これが結構大事なウエイトを市では占めています。
仕事上のスキルと言ってしまうとみもふたもありませんが。
探り探られ、「コミュニケイション」はそんなところから始まります。緊張感が
伴います。またそれがお互いにとっても良いことなんですね。
緊張感は身も心もリフレッシュします。

たくさんの方に「ありがとう」と言ってもらい、多くの「差し入れ」を
頂戴し、まったく恐縮至極です。

どんどん変わりつつある市の局面を見つめながら、次回もさらにチャレンジする
事を気分に取り入れつつ、今回の陶器市を終えます。
長い休日を終えて、再びそれぞれのフィールドでご活躍下さい。
みなさま本当にどうも有難うございました。この場を借りて御礼申し上げます。
また会いましょう!!



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