今年の春の陶器市が一昨日終わった。
地元では我々やきものやはこの催事の事を(バーゲン)と呼んでいる。
27~28年間、この催事も私の仕事の一環として続けている。店側も変わり、訪客も又
新陳代謝している。私が参加し始めた頃は圧倒的に「やきものや」のテントが
多かった。それが今や、食べもの屋、衣料品屋、各種アクセサリー屋他
ありとあらゆるテント店舗が軒をならべている。壮観でもある。
陶芸品の祭りから単なるお祭りへ.....。ひとさまが集まってこその(お祭り)だから、
その形態・内容は二の次とされても致し方ない面もある。
店側は店側だけが持つ情報網がある。
売れても売れなくても(飽きない=商い)である。売れて売れてしようがない時は
誰も文句は言わない。反対に、売れない時は.....。
今回初めて訪れた御客人もそしてリピーターも耳が痛いかもしれないが、こんな事が
囁かれているのも事実なのだ。
「店、多過ぎ。 やたらにアレもコレも値切るなよ、こっちだって生活賭けてるんだ。
やきものの知識無い客増えたよな。 デカい犬連れてるなぁ、あんなのが暴れ始めたら
パニック目に見えてんな。 お客様は神様です、って、人間だろ..だろ? やきものやが
頑張んないとな、やきものの市なんすから..。大物、さっぱり売れなくなったな。
万札出して500円一点買いだもんな、つり銭ねぇよ。 帰りに買うから.....絶対帰りに
寄ったためし無いわよね。三年前に此処にあったんだけど、アレない?無いよ!
みーんな共販目指してゾロゾロ歩いてくし、共販方面からゾロゾロ帰ってくる。誰も
買い物袋持ってないね、何しに来てるんだろ。
客質、落ちたよね(っととと、そこまで言うか?)それを言っちゃあおしまいよ.....。
あぁ、秋の市、どうなるかなぁ...」 (つづく。)
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