18日、19日の両日。南千住”ぎゃらりーアニモ”にて第一回「まちの駅 千住堀 手びねり会」を開催した。
(手びねり会)つまり陶芸教室を経験するのは実に30数年ぶりの事である。
まだ八丈陶房の弟子だった頃、週に一度島在住の奥さん方を相手に教えていたことがある。それも師匠のアシストとして。
今回はこのギャラリーとの不思議な御縁で始まった交流の中から生まれ出た企画だ。
自らの気持ちの中にもいつか教室を完成させたいという願望が表れた結果かもしれぬ。
幸いにも天候にも恵まれ、沢山の方々が訪れて下さった。
都合30数名集まられたわけだが、多くの方は初めての体験、とのこと。
みなさん教室に入られた当初は不安げな面持ちであったが、こちらはこちらで久し振りに素人の方をお教えするわけなので、緊張した。
約二時間ほどの作業時間の中、時を追うごとにお互いに気分が緩やかになってゆくのを感じた。
いつもは益子の仕事場でひとり黙々と作業しているのが、当り前の時間だったが、こうやって改めて人様が陶芸の作業をしているのを垣間見ていると、陶芸の仕事というものがこんなにも集中を要するものなのか、と感じた。
初回でもあり、作るものは”湯呑み”と決めていた。
こうやってこうすればホラできるでしょう。言葉というものは便利なものである。が、実際に手はそのとおりには動いてはくれない。
各人それぞれのスタイルになるのは、紐づくりのヒモを数本巻き上げた頃から目にみえていた。
これからが肝心なところなのだ..........。
(次回に続く)
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