2018年12月3日月曜日

お詫び 「干支の置物」

12月。

例年であれば中旬から下旬にかけて来年の「干支の置物」を

注文された方々に発送する時期なのだが、今年は

粘土と釉薬との小さなトラブルが原因で発想が大幅に遅れる見通しです。

注文された方々大変申し訳ない。

1月下旬の発送予定です。「キャンセル」もちろんOKです。連絡下さい。

2018年11月28日水曜日

風に吹かれて.....のはずが。

11月もあと二日。

今月初めに秋の陶器市も済み、今年最後の手びねり会も先日無事に終了。

やっと一段落と思いきや、窯場へ行けばアレも処理せねばならず、又

轆轤場の棚にはコンテナへ詰めねばならぬ物が山積し、こりゃ

のんびり構えている場合ではなく、片付け片付けの毎日になりそうだ。

さしあたり急ぎの注文品も無く、とりあえずは 清掃第一 で日々頑張る。

その間をぬって 轆轤挽き もひさしぶりに行う。

来年後半の展示会に出品予定の作品づくりを今から少しづつ行う。

何せ数が少なくないので。

ものをうみだす、つくりだす世界に身をおいて数十年。今までのような

時間は自分にとって無いはずだ。ひとつでもいいものを残しておきたい。

コレとアレを張り合わせればソレが生まれる、といった塩梅の昨今の

考え方見方は物足りない。そんな薄っぺらなやりかたでいいのであるならば

誰しもがお手軽な 起業家 になれるのだろう。いい御時世だ。

そんなこんなを頭の隅に置きつつ、本日も精一杯体を動かした。

どんな新年が待ち受けているのやら、期待と不安でのりきるしか

無いのだろうな。

※  写真は 波状紋 のデザインが済んだ大鉢三種。

2018年11月19日月曜日

むずかしいなと思うこと

何度もくりかえすが、40年以上この職についている。

ガス窯も500回以上焚いた。

これからあと何回焚くことができるのだろう
毎回毎回が新鮮さとの出会い。と書くと大げさなと
思われるかもしれないが、同じ土、同じ釉薬、を使用していても
窯の置き場所によって、その表情は微妙に変化する。と
こんな事も結局幾度も幾度も窯を焚き続けた結果わかった事だろうと
思う。

変化に応じて対処してゆくことが プロ なのかもしれない。

先日ゆえあって土(粘土)を替えてみた。成分的には現土と同等と
思って使い始めたのだが、実際この土を焼いてみてハタと気づいたのは
釉薬とのマッチングが、ある釉薬とは相性が良いのだが、ある釉薬とは
非常に悪く完ぺきなミスマッチだった。
ひらたく言うと、化粧のノリが以前に比べていまひとつ、なのだ。
やきものやにとって命とりという面もある。

若いころならば、これも想定内只今研究中でよいのだが.....。
ある年齢になれば研究に要する時間はわずらわしいものとしか
感じなくなる。

元に戻そう。そうするべきだ。と、もうひとりの自分が答えている。
培ったものを今までどおりにやり続ける事は意外と簡単なようで
むずかしい事なんだなと再確認した次第だ。

「欲」は果てしのないものだな。
目移りする。色気を出す。時として必要なことでもあるが、
ながくより確かなものを求めるには.....他局面を見つめつつ
一局面を保持することも大切なことではある。

そんな事を長年やり続けている気の遠くなるような作業の繰り返しの
過程でフト思った。

2018年11月8日木曜日

人さまの気持ちを心の奥底に感じ取りながら

先月下旬から、ケータイ電話、PC、iPadが相次いで壊れた。

長年使い続けたガラケーのアドレス帳を危うく無くすかと
一瞬ヒヤリとしたが、無事新スマホに移行できてホッとした
のもつかの間。

悪いことは続くもので、今度は窯の調子がおかしい。
温度の上昇が普段とは違う。ノロいのだ。
ひょっとすると.....。

先を急がねばならぬ、通算102回となる陶器市が迫っている。

このところ飲食店その他の出店に売り上げを取られている感のある陶器市。
まったく難しい催事になったものだ。
メディアではその来訪者数だけを取り上げられて万々歳のように
書き立てられているが、実質は火の車、ではないだろうか?

そのような状況下で2日~5日の4日間を凌がねばならない。

おなじみさん、が約70%以上の私のテント店。
有難いのはその方達から毎回勇気づけられていること。

短い時間だが、御客人との会話からその人となりを感じつつ、次への
ステップとしている。

御客人が御客人を紹介して下さる。これも又嬉しい限りである。

2年ほど会えなかった方が久しぶりにみえた。しかも、
ブログいつも読んでるわよ、の声とともに私がいつも愛猫の 楽 と
散歩している記事を読まれて、コレ作ってきたのよ、楽ちゃんと
散歩する時に使ってね、と言って小バッグを私に手渡された。

なんともはや.....。
北から南から、遠方からお見えになる方々とのささやかな会話のやり取りが
ここまで続くとは...当初考えてもみなかった事である。

便利なツールは次々と破損したが、人の心は大事に大事に育て上げれば
長く長くつづくものである。

人との ふれあい というものは私のような仕事をしていると稀である。
陶器市というものを続ける意義、のようなものをこんな所に見出す事もある。
世の中カネがすべてでは無い。

それに勝る喜びを私は年に二度ここ益子で味わっている。




2018年10月18日木曜日

第3回 アニモ展 会場

会場設営整う。

いよいよ明日スタート!

お時間ある方どうぞお出かけ下さいませ。

www.t-horizumi.co.jp/← ぎゃらり~animo. 見てね!

2018年10月15日月曜日

第3回 ぎゃらり~animo展


19日(金)~21日(日)の三日間、ぎゃらり~animoにて3回目の

展示会をひらく。連日私は会場に詰めてます、どうぞお出掛け下さい。

準備万端整って、と言いたいところだが、様々なアクシデントにさいなまれ、

惜しむらくはあと一回 本焼きを やりたかった。というのが本音である。

今回は自身初めて、と言っても良いかもしれぬが 「白い器」を主体に

作品展示している。

 上記写真もそうだが、色が実物よりは青みがかっている。

現場で本来の色を皆さんには見ていただきたい。

常々思うことだが、「やきもの」をどう見るかは人様によって異なる。

長年私の作品を見続けて下さる方々も、この作家のこの作品も又

広くある やきもののひとつ だと感じていただければ幸いである。

私自身の年齢も考えて、そろそろではあるが、集大成 の意も込めて

これからも作品作りを続けたいと思う。

何とぞよろしくお願いいたします。

でわ会場で再会致しましょう! 


2018年7月1日日曜日

楽と歩けば


夕方、日中の強烈な日差しが去った頃、例のまんまるな目をして、「行くか?
行くのか?どうするんだ?」と問い掛けている飼い猫の楽(らく)の姿がある。


必死の表情につい負けてしまう。そしていつもの散歩道.....。



日に日に青々としてくる田を横に見て、雑木林の丘の頂上目指して一人と一匹が登って行く。
かなり葉の量も増えて周囲はうっそうとしてきているが、風が吹き渡り気持ち良い。




楽はさっそく地面から遥か上の倒木へ。どうだ此処までは来られまい、という顔つきで私の事を見下ろしている。得意満面だ。


彼女にはこの頂上に於いてもちゃんとコースがある。此処なら来られるわよ、という感じで先導して案内してくれる。

取り立ててどこが素晴らしい景色と言う所ではないのだが、彼女にとってはこの散歩、至福の時であるらしい。

仕事がら毎日は無理だが、時間のある時はなるべく付き合ってやっている。
オイっ、もう薄暗くなってきたからそろそろ帰るよ、と声かけすると、えぇもう...と
不満げな顔つきで倒木から降りてくる。
いっぱい遊んだから又今度こようね。


散歩時に持参する猫おやつ「猫福」を数粒やる。これが又うまいらしい。ガツガツとろくに噛まずに飲み込んで、いざ下山!


帰路は寄り道しながらののんびり帰宅だ。アジサイの超特大花”アナベル”に話しかけるブルーベリーも実が今年は充実している。庭に咲く彼女たちも、オイオイ又あの一人と一匹のんべんだらりと帰って来たわよ、と言っているようだ。

我が家も我が家周辺もいつもと変わりないこの頃の風景だ。
ここに住み暮らして30年以上。いつまでこの自然が保たれるのかは知らないが、
人も自然の一部分だという事を思い起こさせてくれる時間に感謝したい。

梅雨も早々に今年は明けて、明日もふたたび高温注意報がでている。
長い暑い夏になりそうだ。