秋の益子全国陶器市が済んで4日過ぎた。依然、体はだるいまま。困ったものだ。まっ、無理せずにゆるゆると行くしかない。
昨今の陶器市はネットでの情報が充実して定着化してきたせいか、お客人の出足は連日大入り満員だった。昔の市は私のような「やきものや」が主だったが、今や様々なたべもの屋(これだけでマップが紹介される程)、雑貨屋etc.....。良いか悪いかは別として、大変な賑わいを見せている。
お祭り状態の4日間。普段は日がな一日座って作業を続け、会話など家人と交わすくらい。それが立ち続け、様々なお客人たちと話をする。買い物にすすめば、現金のやりとりカードの処理と目まぐるしい時間に追いまくられる。午後5時閉店。片道約1km先にある、業者専用駐車場迄の道のり、商いがまずまずの日は良いのだが、そうでない日はやけに遠く感じ又、その暗い道が余計に暗さを増す気がするので、携帯のライトを早々に付けて、家路を急ぐ。何をするにせよ、体力は肝心と改めて思う。
このブログを記すのも久しぶりだ。今年はブタンガス仕様の窯が本焼き中突然トラブル発生でお釈迦になり、現プロパンガス仕様でデータを新たに積み重ねて窯焚きを再開している。試行錯誤はやきもの屋にとってはある意味、常態なのかもしれない。少しでも長く土を練り、新作を生み出し、窯を焚き続け、完成品をみなさんに見せ続けたい。やきものやであれば、誰しもが思うことだと.....。
頭の中では、これから生み出そうと考えている新作が俺が先だ俺が先だと渦を巻いている。あと何年も出来る仕事ではない。体力と相談しながらより良きものを届けたい。これからもよろしくお願いする次第である。
とまどいながら生み出す気分を楽しさを知ってしまった今、いちばん大切な事は、健康であり気構えであり思いやる心であり、どんどん減ってゆく「時」ではないだろうか。
訪れた常連のみなさん、初めてお会いした方々、各々お元気で!また出来得れば来春、再会いたしましょう。
この場を借りて御礼申し上げます。
海炎窯 主
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