2017年6月11日日曜日

道のり

先月下旬にひとつの展示会を終えた。

去年の展示会だったか、あるお客人から”今迄に何回展示会開かれました?”と
問われた事がある。

各展示会の事は各々自分なりに保存してはいるが、改めて問われると、はて?
何度今迄体験したかは定かでない。

この道で独立して30年以上。さまざまな 時間 を経験したように思える。

此処まで歩んできて言えることは、やはり色々な意味を込めて「厳しい」仕事だと
いう事、か。

好きな事やれていいですね、たのしそうですね、羨ましいです.....

全部そのとおりです。そして半分は異なります。
気持ちの中に、どこか「好き」でないとこの仕事は続けられません。
心底たのしまないと良い作品は生まれてきません。また、自分で気の進まぬ作品も
作らなければやっていけません。
羨望の眼差しで見られている事は少なくありません。だから常に自分なりに高みを
目指していないと、失礼に当たるなと心得ます。

どうです?今の貴方のお仕事と交代してちょっと体感してみますか?
今のお仕事とあまり大差ないんじゃないですか?
隣の畑は良く見えるもの、らしいです。
私はこの道一本しか残念ながら知りませんから、うまく言えませんが。
そう、ひとつ言えることは陶芸・やきものの仕事は 肉体労働 です。
体調管理ずさんな方はやめた方がいい。これは絶対に言えるかな。
自分だけが管理できる畑に入ったのであるから当然です。
好きな時に作って、気が向いた時に焼けばいいだろう。
 こんな気持ちでやり始めるならば、はやくやめちまえ!
お給料を頂けるわけではないので、苦しい時は本当に苦しいです。
ひとりの生きてゆく人間として、権利と義務 のバランスも又少しはこの畑で
考慮してないとね。死ぬまでは生きてるんですから.....。

この畑に長年没頭していると 時間の経過 が速いです。何で?
何から何まで自分で処理していかないとならぬから。
あっというまに20年くらいはすぐ済んでしまいます。
年齢は重ねるものです。体力を失いながら知識を得ます。知恵がついた時、
どういう仕事の結果が出てくるのか...自己の内面を時折みつめながら仕事する。
結果が「形」であらわれる世界ですから、ささやかながらこの点が他の畑には無い事
でしょうか。
その「形」を他人が認めるかどうかは又別次元です。

誰かが必ず見ています。

見続けてもらうにはどうしたら良いか? こんなことも長続きさせるには結構大事な
ことだと思います。
「自分の世界」を広げるには、やはり人との交流が大切でしょう。人が人を呼ぶ、ということはあながち間違ってはいませんが、誰もが常にマッチングベスト、では無いですから
気付き合うことによって「出会い」がうまれれば素敵なことですね。

今回も ぎゃらり~animo の会場には「カイエンガマノキ・常進化樹」が私の作品と
ともにディスプレイされていました。
昨日よりも今日、今日よりも明日へ、と進化しなければ面白くない!

人生のひとつの 定点 を超えて、今日も又作品づくりを続ける次第です。
御来場下さった方々どうも有難うございました。
また来年、新作を見て頂ければ幸いに存じます。
感謝の言葉と共にこの項を終えます。

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