人さまの気持ちを心の奥底に感じ取りながら

先月下旬から、ケータイ電話、PC、iPadが相次いで壊れた。

長年使い続けたガラケーのアドレス帳を危うく無くすかと
一瞬ヒヤリとしたが、無事新スマホに移行できてホッとした
のもつかの間。

悪いことは続くもので、今度は窯の調子がおかしい。
温度の上昇が普段とは違う。ノロいのだ。
ひょっとすると.....。

先を急がねばならぬ、通算102回となる陶器市が迫っている。

このところ飲食店その他の出店に売り上げを取られている感のある陶器市。
まったく難しい催事になったものだ。
メディアではその来訪者数だけを取り上げられて万々歳のように
書き立てられているが、実質は火の車、ではないだろうか?

そのような状況下で2日~5日の4日間を凌がねばならない。

おなじみさん、が約70%以上の私のテント店。
有難いのはその方達から毎回勇気づけられていること。

短い時間だが、御客人との会話からその人となりを感じつつ、次への
ステップとしている。

御客人が御客人を紹介して下さる。これも又嬉しい限りである。

2年ほど会えなかった方が久しぶりにみえた。しかも、
ブログいつも読んでるわよ、の声とともに私がいつも愛猫の 楽 と
散歩している記事を読まれて、コレ作ってきたのよ、楽ちゃんと
散歩する時に使ってね、と言って小バッグを私に手渡された。

なんともはや.....。
北から南から、遠方からお見えになる方々とのささやかな会話のやり取りが
ここまで続くとは...当初考えてもみなかった事である。

便利なツールは次々と破損したが、人の心は大事に大事に育て上げれば
長く長くつづくものである。

人との ふれあい というものは私のような仕事をしていると稀である。
陶器市というものを続ける意義、のようなものをこんな所に見出す事もある。
世の中カネがすべてでは無い。

それに勝る喜びを私は年に二度ここ益子で味わっている。




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