陶器市八日目 辛抱

5月5日こどもの日。

食い物屋が立ち並び、春の市にはジェラート屋が出没する益子の陶器市。

やきものやの店だけがしんとしている。

「ライヴ」もやってるぜ!

フルートだかオカリナだか一日幾度演奏時間を設けているのか?

毎日テント店に出張っている身にもなって欲しい。

モノが売れている時は何を演奏してようが構わない、どうせ聞こえないのだから。

「売れぬ時」、これが堪える。時として神経を逆なでされているような.....。
癇に障るというのは言い過ぎか...。
うるさい。頼むから静かにして音をたてないでくれ...............................。

音楽と言うのは微妙なものである。その音に対して誰もが喜ぶわけでも
ないだろう。嫌いな音、出来れば聞いていたくない音というものもあるはずだ。

品物は売れず、一日中その音だけが脳の中をエンドレスに駆け巡る。
これはもはや 拷問 だ。

そんな責め苦にあえぎながら、本日もせっせと商売に勤しんでいる自分がいる。
何とみじめな時を過ごしているのだろう.................................................。

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