東日本学校吹奏楽大会

栃木県宇都宮市の「宇都宮市文化会館」では今日明日と”第17回東日本
学校吹奏楽大会”が行われる。

その大会の記念品として飾り皿と記念盾を依頼された。
そのデザインに関しては一切を任されたので責任重大!だが、普段
出来ない仕事なので、この春先から構想を練り、どうせなら手渡す方々
ひとつひとつ違う作品にしようと思った。
無論ある大きさの範囲内に於いてだが。



 以上が「記念皿」のごく一部だ。彫る・描く・彩色する等々様々な
アプローチを試みた。使用する土の量、デザインするタイミング等、
同じものを数作る、所謂”数モノ作業”とは違うので、どんどんデザインが
頭の中から出てくるので楽しかった。



以上が「記念盾」の一部。この盾に関しては、タタラ成型なので一番気を
付けたのは作品の歪み・反りだ。乾燥にじっくり時間を要した事さらに盾 
にする為、材木の手配その裁断及び細工等普段やらぬ大工仕事も加味された。
塗装時のニス、ラッカー等の臭いには悩まされた。
今夏は天候不順で湿気の多い日が多く、仕事場内は暫くこの”異臭”が
漂っていた。

これらの私の作品が今日明日の受賞者たちに渡される。ある作品は指揮者の元へ、
又ある作品は小学、中学、高校のいずれかの学校へ.....。光栄な事である。
作品たちもそれぞれの行き先で晴れ晴れとした気持ちでいて欲しい。


昨日、生憎の雨の中、文化会館に全作品納品の際、「ラベル」を各作品
に張り付けて頂いた。
 なぜかこの時点で自分の作品たちが遠く旅立った感慨を覚えた。

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