陶器市 初日二日目を終えて


何だろうこの違和感は?

30年近く続けている 陶器市 だが、昨年秋の陶器市とはまた異なる違和感疎外感を

感じている。

昨日初日。午前6時前後には共販センター近辺の駐車場は既に満車だったようだ、と

噂が出回った。実際そうだったようだ。

いくら近頃の市が出足が早くなったとはいえ、そんなに...........。

午前7時過ぎには私もテント入りしたが、確かに車も人も城内坂は混雑している。

人気作家?と呼ばれる人のテントには長蛇の列が.....。近所のテントはいい迷惑だろうな、

自分のテント店の前を他店の客が塞いでいるのだから、などと勝手に思いながら

「列」とは無縁の我がテントゾーンに入った。

色々と準備しながら午前8時には正面の白いシートを開けていよいよ開店だ。

この頃には車も人も一段落して通りは落ち着きを取り戻している。

いつものようにリピーターさんと半年ぶりに再会したり、此処一二年の新しいお客人と

再会したりしながら時は過ぎてゆくのだが........おやっ?と

思ったのは昼を過ぎた頃だろうか、突然テント前をゆくお客の姿が激減したのだ。

その前に午前10時頃からだろうか、器を買いに来ている人妙に少ないよね、と

近所の店の人と立ち話をしていたのだが、時が進むにつれてそれが酷くなっていった。

陶器市で器を買いに求めるお客より、年々増えつつある飲食店に足を運ぶ人が

圧倒的に多いのだ。これは今日二日目も変わらない。

「陶器市」とわざわざことわること無く、単なる何処にでもある「おまつり」と同じ。
「益子のおまつり」 それでいいじゃない今後は、違う?

人気のある店に長蛇の列、並んだぞ・待ったぞ・喰ったぞ、のアレと同じ。老いも若きも

踊らにゃそんそん.....である。

朝っぱらからエヴリバディ インジョイ フロアダンシング!
祭りの後の哀しさだけが印象的な春の陶器市の幕開けだった。

夕方お客人が完全に引けた頃、年下の今は陸上自衛隊員の友が差し入れを持って店内に
現れた。
久しぶりの再会であった。


白けた空気のまつりの余韻が残る店内の雰囲気がちょっとピリッと引き締まったのは
気のせいだろうか?


あぶく銭など遠い過去の陶器市の記憶となってしまい、現代の虚ろな市は明日三日目を
迎える。

希望は見い出せるのだろうか?


コメント

  1. ごめんねw 本当に今年行けないわー いま中皿の一点もん探してるのよねw-

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    1. 田島さん、Gメールでも伝えましたが、時間頂けるなら中皿注文受けますよ。遠慮なくどうぞ。

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