タタラ成型


今度の土日(11日・12日)、ぎゃらりーanimoでの陶芸教室「手びねり会」では

タタラ成型をおこなう。通常のヒモ作りとは異なる成型技法を感じ取って欲しい。

私自身、普段はろくろ成形が主な作業なのでここ約一月ほど タタラ について

学び直している。幸い此処益子には様々なタイプの陶芸家が生活しているので、

「?」があると適切なアドバイスをしてくれる。

スライスされた板状の粘土を張り合わせる作業なので、意外と細やかな心配りが作品に対して必要だ。

最重要点は「乾燥」。タタラはこれにつきる。

実際テストパターンで角皿を10枚ほど作って板上で乾燥させているが、各々微妙に乾燥の進み具合が違う。

この程度の小さめの皿でそうなのだから、これがちょっと大きい角皿になったらもっと

乾燥に気遣いが必要だなと感じた。

「張り合わせる」面倒くささ、またその逆の楽しさ、これをどのように素人の方々に伝えるか?

「いいもの」は簡単には生まれ出ない。タタラ技法を試みながら改めて確認した次第だ。

やきものは一朝一夕に成らず。狂おしいばかりの時間の積み重ねを要す。故に、

興味を持たれる方も少なくないのだ。

陶芸教室へ数回通えば嫌でも 形 は出来る。奥の深い陶芸の世界をもっともっと

のぞいて欲しい。微力ながらその手助けに少しでも力を貸せればと、教室を催しながら

いつも思う。

感心ある方、以前経験ある方、ぎゃらりーでの教室見学は自由ですよ。

おでかけ召され。

コメント