本焼きへの道程

今朝6時から窯を焚いている。

現在17時40分。栃木県下には大雨雷竜巻注意報が出されている。よりによって.......。

「本焼き」はやきもの仕事の最終段階で一番の要のプロセスだ。ガス窯焼成にとって、この

ような天候の下で一番危惧されるのが 雷⇒停電 のパターンだ。どうにか無事に

済みます様に(祈る!)

作品成形ー削り乾燥ー素焼き焼成の工程を終えて、釉掛け作業に入る。


上の写真は数日前屋外で釉掛けの為、並べられた作品の一部。


上の写真はその施釉後の一枚。


上の写真は窯詰めの開始!第一段目、ですね。作品の隣同士がくっつかぬよう、紙一枚の隙間を必要とします。


上の写真は、その様にして最終段まで棚板を積み上げた所です。それぞれの釉薬に見合った位置というものがあります。これだけは作家各々の経験積み重ねが必要です。全く同じ窯でもその作家の窯の焚き方によって、作品は大きく変化します。やきもの=陶芸の醍醐味 ですね。


窯詰めが終わりましたら、窯周辺を整理整頓していよいよ火入れとなります。
火入れして暫くはこのように扉も少しだけ開けておき、中の湿気を充分に取り除きます。
午後6時。
焼成12時間目。880度。もちろん扉はもう閉まっています。
外では妙に冷たい風が吹いて、遠くで雷鳴が聞こえます。大事にならねば良いのですが.....。


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