花器をつくろう(第4回 まちの駅 千住堀 手びねり会)!


先日の14日・15日といつもの”ぎゃらりーアニモ”にて、手びねり会を催した。

リピーターさんの中に初心者の方も交じり合いながら、楽しい雰囲気の時間を過ごす事が
この講座の主目的でもある。

とはいえ、一回二回三回と繰り返す内に、ヒトの手というものは不思議なもので、その作業が
手馴れてくるのですね。要領も良くなる、とか。

今回みなが手掛けた作品は「筒花器」。ちょうど第一回めの湯呑みの倍の高さを要す
輪積み作業だ。

最初ヒモ四五本が悩む所だが、それをクリアするとメキメキ各自それぞれ作品の高さが
出てきている。面白いように。きっと”何か”を指先が感じ取ったのでしょうね。
ホッとした顔の表情のあと、真剣な眼差しで作品と向かい合っている姿はこちらから
見ていてもどこか清々しさをおぼえます。

わたしのこの講座では、単に作品をつくって焼いて完成です、の他に、出来る限り
私がこれまでに感じ取った やきもの に対しての思いも披露していきたいと
考えている。
世に出ている陶芸作品であり、陶芸家の言葉であり、また実際に現場で使われている
道具であり、陶芸世界の奥深さを感じ取ってもらえると嬉しいですね。

巷にあふれかえる陶芸作品のピンからキリを俎上にあげて、素人さんがひょっとすると
勘違いしている事に、こちらが少しでもアドバイスできれば、という、ちょっとお節介かも
しれませんが、又それも楽しんで頂ければと思っております。

薀蓄けっこうじゃないですか。よけいなお世話も時には必要かもしれません。
楽しみましょう、お互いに。

そんなこんなでお茶の一服も頂いている間に、あららふしぎかな各々高さ16~17cmの
花器ができたじゃござんせんか、たいしたもんです。

楽しい時間もあっという間ですね。次回は5月16、17日の両日です。お早目の御予約を。
それでわどちらさまも春うらら、どうぞお元気でお過ごし下さいませ



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