くりかえすこと


昨年から始めている「陶芸教室」。すでに3回を終えている。

男性も女性もそして年齢も様々な方たちが教室に来られる。

無論「陶芸」という手作業に興味をお持ちの人たちゆえ、いざ作業を開始してものの

数分もたたぬうちに教室内はシンとした静けさにつつまれる。

無言の行みたいなもので、この時間空間だけは此処にいた人以外には多分
判らないだろう。

この陶芸(特にこのロクロ作業の工程)にしろ、お茶、お花等の所作事は「静」の空間に
おける芸術分野といっても過言ではないだろう。

そこに親しみを抱く日本人という人種はやはりおもしろいものだと思う。

体験を経験を積み重ねている手びねり会員には申し訳ないが、

たかだか3回程の土の積み重ねも、すでに将来を見越しての 基礎 がそれぞれに
備わってきている。
人の手わざの不思議さを思う。

ヒモ作りの上手か上手でないかはそれほど問題にはしていない、今のところ。
要は各自の心もちが、こちら指導側の導く方向へ向いてくるか否か、の問題なのだ。

責任重大である。

およそ2時間半の作業時間のなかには、手作業以外にも やきものの歴史とか、現場で実際に
使われる道具とか、これまでの著名な陶芸家の作品・人柄、などといった諸々のことも お茶の
時間には披露している。

「ぎゃらりーアニモ」という完備された空間の中で、出来うる限り“陶芸”のことを知って頂ければと 
思う。
粘土が目の前にあり、作品をつくるだけならば自宅でもできる。

どんな畑にも基礎作りは欠かせない。基礎無くして応用は無い、自論である。

そのようなこの手びねり会の基礎編講座も来る3月14日・15日の両日で 第4回 を迎える。

興味を抱かれている方、まだ間に合いますぞ。一緒に楽しみませんか?

お待ちしてますよ。

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