「声」が聞こえる


2014年秋の陶器市。初日は生憎の雨模様ながら、人出はまずまずの勢いが感じられた。二日目はかつて無い程の車、人、の数だった。最近の傾向として、先ず朝7時半近くに車、人の第一波が押し寄せる。従って店側も少しでも早くテントの幕を上げる。

この二日目は朝からちょっと異常な気配を感じてはいたが、まさかそれがその日の三時頃まで続くとは思ってもみなかった。

確かに嬉しい事ではある。自己作品を大勢の方々にアピールできる。又、気に入って頂ければ、買っても戴ける。お客人の直接の「声」も聞けますからね。私にとっても貴重な場、です。

このように良い日、もあれば全くモノが動かぬつらい日もある。

ねっからの「商売人」でないせいか、売れぬ時は、まっ、仕様がないだろと高をくくる位が関の山。
だから貧乏神が付いて回る。

ここ数年前からか、陶器の市なのだが、そうでない業種のテントもかなり増えた。
私が20数年いるこの場所も今や周囲はそういうテントの方が多い。

そういった方たちのテントからは、”今日はダメだったな、昨日と比べて幾ら減った増えた。客層が今日の方がましだ。昨日はヒドかった。今時の客は.....。明日は三日だから多分大丈夫だ”等々等。

”予想屋”のようなことを言っている。テメェの事は棚に上げ、物が売れぬは人のせい、天気のせい、etc.....。


飽きることが無いから 商い じゃねぇのかい?

陶器市という大事な場面でもあるのだが、聞きたい「声」もあれば、どうでもいいような「声」も
風に乗って耳に入ってくる。

あきない商い、くわばらくわばら.....。


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