陶器市考 3


とにもかくにもお客さんが来て頂かない事には祭りは成り立たない。この市も会を追うごとに来場者が増えている。イベントの拡大は祭りを巨大化するが、故に今までに無い運営上の問題も増える。参加しているとは言え、たいへんな事だ、まったく。

要は来る方も迎える方も、楽しめる事 が大切な点なのだが.....。牧歌的な環境の中でこの陶器市の時だけ、車も人も異常に増える.....とういうのは最早昔話の世界である。デジタル化された世の中で、ノンビリとやろうと言う事が土台無理な話なのかもしれない。共有しよう、繋がっていたい、みんなでやろう、etc..........。忙しい忙しい。
益子で生活しているやきもの屋以外のやきもの屋が相当数いる。この祭り期間のみ、町役場駐車場には他府県No.の車両が多く駐車し、そこで寝泊りして、朝は役場外の公衆トイレが洗面所代わりになっている。確かに異様な光景だ。

夜にはその輩の酒盛りが始まって、深夜城内坂の公衆トイレは一部破損の憂き目にあったようだ。これらは全て城内坂に住まう方たちから伺った話である。役場の駐車場に関しては、私も利用しているので目撃した記憶もある。
それやこれやの、 陶器市 なのである。 今や.....。



町内にある曹洞宗の御寺で坐禅をするようになって3年程になるだろうか。坐り続けて身心を整える。なかなか貴重な時間だと私は考えている。その御寺、鶏足寺(けいそくじ)の副住職一家も陶器市へよく足をのばす。

来春の陶器市、お寺はお寺なりに参加しようと思うんです。市に。 どういう事ですか?と私。

外松さんのテント店に立ち寄られたお客様、〇〇さんのテント店、●●さんのテント店に寄られたお客様に お茶の接待 を考えているんです。出来れば、 プチ坐禅 も......。
寝耳に水、のお話である。副住職ご自身は以前から考えていたものらしいのだが。まだ半年も先の話であるのだが、やると決めれば、色々と整えなければならぬ事も多々ある。このお話、どの様に展開してゆくか.....やきものとお寺さんはまったく縁が無いわけではない。
私自身も実は興味があるリンクjobだと感じている。

おいおいこの件に関してはこの場を借りて発表するつもりである。
皆様にひとつ又、陶器市を訪ねる楽しみのひとつになってくれれば有り難い。

三回にわたり陶器市の様子を綴ってきましたが、ひとまず今回はこの辺で失礼します。
御来場のみなさまどうも有難うございました。
来年また元気にお会いしましょう!

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