2013年4月5日金曜日

春の陶器市がもうじき始まる

 
益子の春の陶器市が今月27日から来月の6日にかけて催される。その準備に近頃は追われている。今回の市のメインテーマは “マグ・カップ”です。各店舗さまざまな工夫をこらしたマグが店頭に並ぶのでしょうね。

とまれマグ・カップだけ並べておいては商売になりません。今回も海炎窯は色々と食器を取り揃えてお見せする予定です。どうぞお出かけ下さいませ。

市の仕事もかれこれ20数年お世話になっております。その時々の時代背景の中で 陶器 の存在価値も折々変化しているこの頃です。私どももその時代に出来るだけマッチした陶もの作りを
心がけねばいけないと日頃感じている次第です。

私どもの手掛ける作品たちも変化すれば、当然お客人の変化もまた然り、です。私がこの世界に入った当初からは凡そいまのこの業界の有体は想像できませんでした。それ程、自由にかつのびのびとした世界になっていますね、今時の陶芸界は.....。

一昔以前の市ですと朝の出足はせいぜい9時頃からが普通でしたが、今はそれより約一時間も早い8時前後からお客人の車が込み始めます。
店を張る我らも当然家を早めに出て準備しなければいけません。普段と異なる時間割をこの陶器市の際は過ごさねばいけない為、もう最終日あたりはどのテント店の主もヘトヘトといったところが事実でしょうか。けっこうシンドイです、陶器市!

とは言え、毎年お会いする顔顔、そして初めて出会うお人などなど。普段では無い時間を我々も
過ごさせてもらってます。つらいけど楽しい時間.....。早々あるものではないんですね。

期間中、さいきんよく耳にしますのは “益子焼”ではない陶器店も随分増えたんだね、というお客様の声です。 
私どもなかなか他の店を見る機会が無いので、自分以外の店の状況は分かりづらく、逆にお客人からの情報で知るのがやっとです。

“北海道から来たんだってよ。瀬戸からだって。九州のどことかって言ってたなぁ。”などなど。おいおいホントかよ.....と思いましたが、なるほど期間中の役場のパーキングなど、他府県ナンバーで溢れかえってますからね。当人たちはその車の中で寝泊りして日中はテントで営業活動をしているとのことだそうです。

“益子の陶器市って、益子焼だけの市じゃないんだね”などと言う声を聞いてしまいますと、正直我々もとまどいます。
益子に暮らし、益子焼で生計をたて、それを生涯の生業としていたつもりなんですが.....。

この頃の陶器市は完全お祭り化し、また流行のフリーマーケット化したようです。多勢の人が集まり、モノが売れ、大盛況は望むところですが、細部をみつめれば、「?」の部分も相当数生まれ出てきているのは、致し方無い、というところなのでしょうか?

何はとまれあと3週間ほどで今年の春の市が始まります。みなさま、いろんな意味でこの益子の陶器市を見つめ続けて下さい。
 
お客さんにとってのいい陶器市であって欲しい.....。

小さなテント店のとある主からのメッセージ、でした。

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